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中山智広は1997年から2010年の廃刊まで、「スイング・ジャーナル」のディスク・レビュアーを務め、
現在は「
ジャズ・ジャパン」のディスク・レビュアーです。


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ジャズ・ジャパン スタッフ ブログ


中山智広著 Sonny Clark acts on Bill Evans? 「ジャズ・ジャパン」(2011年3月号)
2011年は、ソニー・クラーク生誕80年でした。



「ワルツ・フォー・デビイの生みの親はソニー・クラークだったのか

ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビィ」が実はソニー・クラークの「マイ・コンセプション」を基にしている、それがエヴァンスのクラーク追悼曲「NYC's No Lark」に繋がったという仮説を書きました。二つの曲は冒頭のメロディが同じです。また、「マイ・コンセプション」というタイトルは、「ワルツ・フォー・デビィ」が初めて発表されたエヴァンスのアルバム「ニュー・ジャズ・コンセプションズ」を意識した(対抗した)ものではないか、ということも書きました。

「ソニー・クラークの音楽的ルーツはミルト・ジャクソン?




ソニー・クラークのフレーズの発音や装飾音が、ミルト・ジャクソンにかなり似ていることを指摘しました。特にブルーノート盤「ソニー・クラーク・トリオ」の「Softly as in a morning sunrise」は、MJQの「コンコルド」の同曲に似ている点が数多くあり(テーマの装飾、アドリブ・フレーズのいくつか等)、クラークはこの他にも「Two base hit」「D&E」といったMJQのレパートリーを演奏しています。またクラークがハイ・スクール時代にはヴァイブラフォンも演奏したこと等から、クラークのルーツがジャクソンである、という仮説を立てました。「ジャズ批評110号」の続きみたいなものです。


「ジャズ・ジャパン」2011年3月号はまだ購入可能のようです。ご興味ある方は
http://www.jazzjapan.co.jp/bk_num/vol7.html

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